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2013.05.31 (Fri)

このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ(著)成毛 眞


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このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ
(著)成毛 眞







http://tinyurl.com/mj38es2


本書では、
「しなくていい努力」までするな!
仕事は「ラク」をしないと成果は出ない!(中略)
日本マイクロソフト元社長が説く「人生を消耗しない生き方」
“努力家”のあなたに読んでほしい本。
と力説します。

タイトル通り、「ムダな努力」をしている方には、
「目からウロコ」の1冊かもしれませぬ!?

【ポイント】
■1.人に好かれる努力は無意味

 人に好かれるための努力なんて無意味だ。
はっきりいうが、好かれる人は何をしなくても好かれるし
嫌われる人は何をやっても嫌われる。
そして、ビジネスにおいては、人に「好かれる」必要はない。
それよりも「信頼される」ことが重要なのだ。
 部下を上手に動かすための方法、
などといったセミナーに通ったりするのは愚の骨頂である。
結果さえ出せば部下は勝手についてくるものだ。


■2.「いい人」にならない

 今の時代は、「いい人」を演じていても何のメリットもない。
そういった人間は、都合のいい人であり、
無能の代名詞であり、消耗しつくされてしまう。

今までなら、会社では「右へならえ」の精神の人間であれば
出世できた。だが、今は真っ先にリストラ要員となるだろう。

 上司に楯突く人間もリストラの対象になるかもしれないが、
日本では正社員の権利が厚く守られているので、
裁判になれば企業側は確実に負ける。

裁判を起こされると厄介なので、
やはりクビを切っても抵抗をしない、
おとなしくて文句をいわない人間から切り捨てていくものだ。


■3.場当たり的に生きる

「戦略的に生きる」というのは、
今までのトレンドだった。そんなものは不可能だと、
リーマンショックや東日本大震災でよくわかっただろう。

明日には何が起きるのかわからないのに、
目標を立てても意味はない。
 これからは「場当たり的に生きる」のをおすすめする。

 その場その場で判断を変えてもよし、
今日できることを明日に持ち越してもよし。
 自分に課題を課さず、締め切りも設けない。
 もっとゆるく生きればいいのだ。


■4.人に「情け」をかけない

 人は自分の思う通りには動かないものだ。 
 情けをかけ、面倒を見たからといって、
自分に恩義を感じてくれるとは限らない。

たいていは自分の思い描いていたのとは違う行動を取られ、
失望させられる。10人中1人くらい期待に応えてくれる人がいたら
マシなほうだ。

 期待や情けをかけすぎると、
相手が自分の思い通りに動かないとわかったときに許せなくなる。
 そうなる前に、人は人、
自分は自分と割り切ることだ。

人はどうやっても、自分の思い通りにはならないと悟るのだ。

 そうすれば、相手が何をしようと、
何をいおうと気にならなくなる。

ストレスフリーでいるためにも、
人に期待や情けをかけないのが賢明だ。


■5.人脈はかけ算で増やす

 たとえば、5人の仲間で1つのプロジェクトを立ち上げたとき、
5人それぞれがその分野の専門家を紹介し合えば、
人脈が5人増える。

 その5人の専門家がさらに別の専門家を紹介してくれて、
その専門家がまたさらに専門家を紹介してくれて……

そうやって、次々に優秀な人が集まってくるのが
理想的な人脈づくりである

自分であちこちに出向いて顔を売らなくても
情報が自然と集まってくる。


■6.臨機応変に対処する

 始終意見を変えるくらいなら、
その場で判断せずに熟考してから答えを出すべきだと
考える人もいると思う。

しかし、熟考するとマイナス要素ばかりが目について、
かえって決断力が鈍る。

 そもそも、どんな決断にも"絶対"はない。
熟考した結果、実行に移してもうまくいかないことは多々ある。
どの段階で決断を下しても、成功するときは成功するし、
失敗するときは失敗する。だから、
臨機応変に対処するのが重要なのであって、
どの時点で決断するかはそれほど重要ではない。


■7.「反省」はしても「後悔」はしない

 反省とは思考の1つであり、
改善点を考えるポジティブな行為だ。
後悔は失敗をただ悔やむだけの感情であって、
ネガティブな行為である。

 スポーツ選手が勝負に負けたとき、
「気持ちを切り替えて次に臨む」というのは、
今日の敗北を忘れて新たな気持ちでチャレンジするためだ。
いつまでも失敗にとらわれてなどいられない。

 ビジネスマンもそれくらいの心構えでいるべきだと思う。
 現在と未来だけに目を向けて、過去は記憶から消去していい。



この本で大事な点は、
「今までの価値観を疑う」ということ。

それはまぁ、「英語」だったり「勉強本」だったりするワケですが。

実際、こういう主張をすることにより、
成毛さんのことを快く思ってない方も、
これらの業界内部にはいるはずです。

もっとも成毛さんご自身は
「無理に人に好かれる必要はない」と思われているのですから、これはこれで問題ナシ。

むしろ、過去のこうした「価値観」
を疑問に思っていた読者の方から、
今まで以上に支持されているのだと思います。


◆その「今まで」というのが、もう1つのポイントで、
勝間さんや本田さんがガンガン表舞台に出られていた数年前の
「ビジネス書ブーム」の頃だったら、本書はどうなっていたのやら。

いくら「努力」しても、本人的にそれに見合うだけの
「リターン」が得られない人がいたからこそ、
こうした主張が受け入れやすくなっているのではないでしょうか?

さらには、上記ポイントの3番目でも触れられているように、
リーマンショックと、東日本大震災のおかげで、
従前の価値観は今まで以上に怪しくなっています。

それを踏まえて、「かつて成功したやり方」が、
今後も通用するかは、私たち自身も、
今一度確認しておくべきではないか、と。


ちなみに、成毛さんは「努力」
を頭ごなしに否定しているわけではありません。

曰く、「やみくもに努力をするのは二流の人間」であり、
「一流の人間は、最短で目的を達する方法を理解し、
そのための努力は惜しまない」とのこと。

今回は、「ムダな努力」についてばかり挙げてしまいましたが、
どういう「努力」をすべきかについては、本書にてご確認を。

今までの価値観に囚われている人にとっては、
結構ハードルは高いかもしれませんがw


個人的にキモだと思ったのが、
『「反省」はしても「後悔」はしない』というお話。

たとえば、慣れ親しんだ「価値観」
を手放すのは勇気がいると思うんですよ。

それは、手放して、もし何かうまくいかなかった場合に、
きっと「後悔」してしまうから。

そこで「後悔」せずに、ポジティブに前に進めるかが、
今後の成功の鍵になるような気がしています。






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08:33  |  読んでおきたい1冊  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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